デンマークのデザイナー、カイ・クリスチャンセンがデザインしたペーパーナイフソファは、1人掛けから3人掛けまで、暮らしに合わせて選べる複数のサイズをご用意しています。
このページでは、宮崎椅子製作所が製作するペーパーナイフソファの各バージョンへのリンクと、座り心地の特徴や魅力をご紹介します。
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ペーパーナイフソファ|宮崎椅子製作所|1P|1人掛け
通常価格 ¥152,460から通常価格セール価格 ¥152,460から -
ペーパーナイフソファ|宮崎椅子製作所|3P|3人掛け
通常価格 ¥342,320から通常価格セール価格 ¥342,320から -
ペーパーナイフソファ|宮崎椅子製作所|2P|2人掛け
通常価格 ¥246,620から通常価格セール価格 ¥246,620から -
ペーパーナイフソファ|オットマン|宮崎椅子製作所
通常価格 ¥63,140から通常価格セール価格 ¥63,140から -
ペーパーナイフソファ|張替|替えカバー|替えクッション|宮崎椅子製作所
通常価格 ¥19,800から通常価格セール価格 ¥19,800から -
【特別注文】ケヤキ|dopタンバリン|ペーパーナイフソファ|オットマン
通常価格 ¥0通常価格セール価格 ¥0売り切れ
ペーパーナイフソファについて

デンマークのデザイナー、カイ・クリスチャンセンによって1956年頃にデザインされた「ペーパーナイフソファ」。
当初はデンマークの家具メーカー MAGNUS OLESEN社 にて、「121シリーズ」として製造されていました。
その後、製造中止となりましたが、2008年、宮崎椅子製作所が製造を担うことで復刻が実現しました。
細くシャープなアームの形状がペーパーナイフを思わせることから、現在では「ペーパーナイフソファ」の名前で製造されています。
北欧家具らしい合理的で無駄のないデザインと、日本の高い木工技術が重なり合うことで、見た目の美しさだけでなく、使い心地や確かな品質、完成度を兼ね備えています。
デザインから約70年が経った今も、少しも古さを感じさせない佇まい。
時代や流行に左右されることなく、「長く使い続けたい」と自然に思わせてくれる。
ペーパーナイフソファは、そんな魅力を持った名作ソファです。
見た目以上にくつろげる、ペーパーナイフソファの座り心地

細身で軽快なフレームが印象的なペーパーナイフソファ。
その佇まいからは想像できないほど、ゆったりとした座り心地を実感できます。

座クッションの厚みは約8cm、背クッションは約7cmと、ソファとしては比較的薄めの設計。
しかし、クッションの下にはワイヤースプリングが配されており、クッションとスプリングの両方で身体を支える構造になっています。
そのため、すっきりとした見た目でありながら、やわらかさと安定感のある座り心地です。

背面から見てもすっきりと整ったウッドフレームの佇まいも、ペーパーナイフソファの大きな魅力です。
壁付けはもちろん、空間の中央に配置しても、後ろ姿まで軽やかで、端正な印象を保ってくれます。
また、木部のラインがすっきりと細身にまとまっているため、座面まわりに圧迫感がなく、身体をゆったりと預けられるスペースが確保されています。
見た目はコンパクトでありながら、窮屈さを感じず、広々とした座り心地も特徴です。
シャープな佇まいと、包み込まれるような心地よさ。
軽やかさと快適性、その両方を同時に感じられる座り心地です。
すっきりとした佇まいが生む、ペーパーナイフソファの魅力

ペーパーナイフソファの魅力は、空間に自然となじみながら、凛とした美しさを放つ佇まいが魅力です。
まるで一枚の絵のように、そこにあるだけで空間の印象を整えてくれる存在です。
細身のフレームと曲線的なラインは、圧迫感を与えず、お部屋全体をすっきりと見せてくれます。
重たく主張することはありませんが、静かで確かな存在感があり、視線を引きつけます。
シャープなラインが生み出す軽快さと、使い続けるほどに感じられる安定感。
ペーパーナイフソファは、暮らしの中で美しく在り続ける佇まいを備えたソファです。
軽さと強度を両立する構造|職人視点

細身のフレームながら、ペーパーナイフソファは見た目以上にしっかりとした強度を備えています。
カイ・クリスチャンセンさんのデザインにたびたび登場する「持ち出し継ぎ」は、強度が必要な接合部を大きくし、それ以外の部分を削り取ることで、繊細で美しいラインを生み出す構造です。
ペーパーナイフソファのほか、No.42チェアや4110チェアにも見られる、カイさんらしい設計手法で、完成度の高い座り心地とフレームの軽やかさを両立させています。(※大きな木材が必要となる技法です)
脚部は、上部が細く、接合部で太くなり、さらに脚先に向かって再び細くなる絶妙なライン。

3次元で丁寧に削り出すことで、見た目の美しさを保ちながら、持ちやすさや扱いやすさにもつながっています。

木部の各所で軽量化と強度のバランスが計算され、全体としてすっきりとした細身のフレームを実現。
こうした巧みな構造によって、見た目の美しさだけでなく、長く安心して使える座り心地を生み出しています。
お気に入りを長く使い続けるための工夫

ペーパーナイフソファは張り込みタイプではなく置きクッションタイプのため、クッションを交換することで長くご愛用いただけます。
長く使ううちに、生地が擦り切れたり汚れたり、ウレタンのへたりが気になってきても、簡単に交換可能です。
当店では交換用のクッションもご用意しており、お店に預けることなく、普段通りお使いいただきながらリフレッシュできるのも大きな魅力です。
宮崎椅子製作所について
宮崎椅子製作所は、木のぬくもりを感じる椅子をつくる徳島県の家具メーカーです。
1969年の創業から半世紀あまり、高い技術力でオリジナルデザインの家具を開発・製造しています。
工場があるのは、徳島県鳴門市。
吉野川の流れを望むのどかな町で、地域にはレンコン畑やさつまいも畑が広がります。
静かな時間が流れるこの場所で、宮崎椅子製作所の職人たちは、日々、木と向き合いながら家具をつくっています。
始まりは、地場産業である「阿波鏡台」の製作でした。
繊細な木工技術を磨きながら、2000年からは自社ブランドとして椅子づくりをスタートしました。
以来、素材の良さや優れた技術、心を込めた丁寧な仕事にこだわり、「使う人」と「つくる人」の、喜びが通い合うものづくりを目指していています。
技術とデザインを、一体に。
宮崎椅子製作所のものづくりの根っこにあるのは、「技術」と「デザイン」をひとつにするという考え方です。
デザイナーと職人が同じ現場で手を動かし、素材や形、座り心地を確かめ合いながら何度も意見を交わす。
そうしたやりとりの積み重ねから、宮崎椅子製作所の家具は生まれています。
多品種製造、木と布、選ぶ楽しさ。
宮崎椅子製作所では、80種類を超える家具を手掛けています。その中から、当店では厳選した製品をお取り扱いさせていただいています。
素材となる木はウォールナット、ナラ、ブラックチェリーなど、7〜8種類。
どれも木目の美しさや経年変化の味わいを楽しめる、良質な木材です。
多様な木と布の組み合わせで、自分だけの一脚をつくることができるのも、宮崎椅子製作所の魅力です。
多くの素材に触れ、様々な種類の家具づくりを行う経験が、職人たちの感性をさらに磨き、新しい椅子づくりへの糧となっています。
手仕事と、精密な機械。
「この製品をつくる意味は何か」
その問いから、宮崎椅子製作所のものづくりは始まります。
鉋(かんな)やノミなどの古くからの道具と、精密な機械加工。
どちらも職人の手の延長として使いこなし、最も美しい形を追求しています。
木の特性を読み、工程を見直し、できなかったことをできるようにする。
挑戦を重ねてきた日々が、宮崎椅子製作所の技術を支えています。
目と指先でつくる、精度と品質。
丁寧に加工された木のパーツを組み上げた後、
職人は接合部をすり合わせ、研磨を重ね、蜜蝋ワックスや天然オイルで仕上げます。
一本の木には、それぞれ異なる木目や節があり、同じものはひとつとしてありません。
年月とともに色づき、艶を増す木の風合いを、ぜひ楽しんでいただければと思います。
宮崎椅子製作所では完成時だけでなく、製作の各工程で検品を行い、
目と指先で隅々まで確かめながら、思わず触れたくなる椅子を目指しています。
革と布の職人が、木の椅子を仕上げる。
裁断・縫製・張り。
椅子を完成へと導く最後の工程には、革や布の専門職人の技が欠かせません。
宮崎椅子製作所では、上質な革と布だけを厳選して使用しています。
牛革には、牛が生きてきた証であるナチュラルマークと呼ばれる傷や跡があります。
それは天然素材の証であり、同社では、全てのナチュラルマークをチェックし、基準をクリアしたものだけを製品に使用しています。
裁断後は、革や布を立体的に縫い合わせ、木部にぴたりと馴染ませる。
その繊細な作業には、長年の経験と感覚が込められています。
一脚一脚に込める、約束。
完成した椅子には、一脚ごとにシリアル番号が刻まれます。
お客さまのもとで長く使っていただけるよう、張り替えやお修理にも丁寧に対応しています。
当店では、宮崎椅子製作所と連携を取りながら、その時その時で最適な方法でお修理をしています。
お客さまに最適な一脚を提案し、「心地よく、長く」家具を使っていただくために、張り替え・部材交換・再塗装など、さまざまな方法で対応しています。
デザインパートナーとともに。
デザインと品質を両立させること。
それが、宮崎椅子製作所の製品開発の中心にあるテーマです。
国内外のデザイナーが徳島の工場を訪れ、職人と現物を前に意見を交わします。
形だけでなく、座り心地や手触り、木部の厚みまで。
納得がいくまで何度も試作を重ね、時には工法そのものを見直します。
そうして生まれるのは、技術がデザインを支え、デザインが技術を磨く循環。
この往復の中から、新しい椅子が生まれていきます。
「木とともに、時を重ねて」
宮崎椅子製作所の椅子は、完成したその瞬間から、使い手とともに時間を重ねていきます。 日々の暮らしの中で触れられ、少しずつ風合いを深めていく木の姿には、つくり手の想いが静かに息づいています。
木と人が寄り添いながら、長く、心地よく使われていくこと。
宮崎椅子製作所はそんなものづくりを大切にしているブランドです。
カイ・クリスチャンセンについて
1.プロフィール
1929年:デンマーク生まれ。
1955年:デンマーク王立芸術アカデミーを卒業。北欧デザインの父とも称されるコーア・クリントに師事し、木工や家具デザインを学び、自身の設計事務所を設立しました。
1950-70年代には、デンマーク家具工業展示会やケルン国際家具見本市など、数々の展示会に出展。
・1956-65年、Danish Furniture Industries(デンマーク家具工業展示会)に出品、Association of Danish Furniture Industries(デンマーク家具工業組合展示会)に家具を提供。
・1966-70年、Scandinavian Furniture Fairの立ち上げに参加。
・1965-75年、International Furniture Fair出展(ドイツ・ケルン)。
オーストリア、パリ、ロンドンほか、数多くの都市にて個展を開催しています。
2.宮崎椅子製作所との関係
2008年より、宮崎椅子製作所にてNo.42、Paper Knifeシリーズの復刻生産が始まります。そこから、カイ・クリスチャンセンと宮崎椅子製作所の協働の歴史が始まりました。
2010年には製品チェックのために宮崎椅子製作所の工場を訪れ、以来、何度も徳島の工場を訪れ、職人たちと直接対話しながら、宮崎椅子製作所とともに、改良や新しい提案を重ねています。
2017年、ミラノサローネで宮崎椅子製作所のブースを訪れた記者がカイさんに出会い、その縁から書籍が刊行されるなど、両者の関係は単なる製作の枠を超えて、深い信頼と敬意の中で育まれています。
3.ものづくりへのこだわり
カイ・クリスチャンセンさんは、常に「現場」に立つデザイナーです。製造会社の工房を歩き回り技術と機械を研究し、何ができるかを自ら確かめます。
そして、何よりも大切にするのは職人との対話。
この姿勢は、宮崎椅子製作所のものづくりの哲学と見事に重なります。
ほとんどの家具デザイナーは家具職人に試作品を作ってもらいますが、彼は自身で試作します。
時には、自身で削り出したアームの原寸見本や、椅子を手荷物として飛行機に乗せて、徳島まで届けたこともあるそうです。
また、彼が目指すのは一点ものの芸術作品ではなく、使い手、作り手の双方に寄り添う、美しく、良質で、誠実な家具。
2018年にはデザイン上で大切にしていることとして、次のように語っています。
「Positive look, Useful, Ergonomically, Economical, Ecological」(見た目の美しさ、使いやすさ、人間工学に基づいていること、経済的で、環境に配慮していること)
その言葉通り、カイ・クリスチャンセンさんの家具は、人々の暮らしに寄り添い続けています。
参考文献:Sisse Bro 『KAI KRISTIANSEN AN INDUSTRIOUS DESIGNER』 Arnoldssche Art Publishers, 2022
