pepe チェア|ペペアームチェア|宮崎椅子製作所
pepe チェア|ペペアームチェア|宮崎椅子製作所
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ブランド:宮崎椅子製作所
デザイナー:村澤一晃
¥58,740~¥114,180(税込)
丸みのあるラインと美しい曲線が、やさしい佇まい。シンプルさの中に、こだわりがつまった「pepe arm chair/ぺぺアームチェア」です。
納期:2~6か月程度(受注生産)
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納期について
納期について
製品完成までに約2~3ヶ月程度お時間を頂きます。
宮崎椅子製作所では年間スケジュールでの製作となるため、ご注文のタイミングによっては、完成まで4~6ヶ月程度お時間を頂く場合がございます。
お急ぎの場合やご希望納期がございます場合は確認いたしますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
宮崎椅子製作所のpepeチェアの特徴
村澤一晃さんによるデザインで、徳島県の宮崎椅子製作所が製造する「pepe arm chair/ぺぺアームチェア」。
2004年の発表以来、宮崎椅子製作所を代表するロングセラーのダイニングチェアとして、これまでに4万脚以上が暮らしに迎え入れられてきました。
2016年には座面仕様が改良され、より心地よい座り心地へと進化。長く愛され続けている名作椅子です。
背の先端では丸い木部が、肘掛け(アーム)部では「角丸」(四角から大きめの丸い面を取った状態)になり、脚先でまた「丸く」なる。
ゆるやかな形状の変化が、なんともいえない隠し味になっています。
この隠し味のきいたアームは、手を置いた瞬間に心地よく馴染み、滑らかな触り心地に思わず「ずっと触りたくなる」心地よさをもたらします。
そして「角丸」の形状により、握りやすく持ちやすい設計となっています。
ゆったりとした座り心地や、移動に負担にならない軽さ。シンプルなようでいてこだわりがしっかりと詰まった一脚。
胡椒(=pepe)のような「技術の隠し味」が散りばめられてます。
| サイズ | W535×D550×H770(SH435)AH610-635mm |
| 素材 | ブナ・ブラックチェリー・ナラ・ウォールナット等 |
| 生産地 | 徳島県 |
pepeチェアの座り心地
細身の見た目から「しゃきっと系」に感じるかもしれませんが、実際はけっこう「ゆったり系」の椅子です。
背もたれにしっかり身体を預けて、ゆったりとくつろげる座り心地。カフェタイムにもおススメの一脚です。
一方で、座面は板座の上にクッションを取り付けた、沈み込みの少ないタイプ。
やや後傾してますが、フラットな部類の座面設計のため、少し前傾してのお食事にも適しています。
お食事にも、ゆったりカフェタイムにも。両方におススメしたい、使いどころの広い万能チェアです。
軽さの魅力
ゆったり座られる椅子、特にアームチェアの中では、かなり軽量なのも魅力のひとつです。
材種によっても異なりますが、レッドオーク材の場合は約4.6kg。
椅子を引いたり、ちょこちょこと持ち運ぶときにも負担にならず、日常の暮らしの中でこの軽さは大きな利便性となります。
変わる形状(断面)
すっきりとしたラインと軽さを実現するため、フレームの木部は細くなっています。そのままだと肘掛けも細くなり、肘との接点が小さくなってしまいます。
しかし、肘掛けを「角丸」にすることで接点が大きくなり、肘あたりが柔らかになります。
これにより、手を置いた時の馴染みのよさや、心地よさが生まれます。
さらに、「角丸」の形状はアームを握りやすく、持ちやすくする工夫にもなっており、計算しつくされた作りが感じられます。
加えて、背もたれ上部や脚先は「角丸」ではなく「丸く」仕上げれており、ここにデザイナー村澤さんのこだわりと、宮崎椅子製作所の高い技術力が表れています。
取替え可能な座面
長くご愛用いただく中で、どうしても生地が擦り切れたり汚れたり、ウレタンのへたりが気になってくることもあるかと思います。
より長く快適にお使いいただけるよう、張り替えももちろん可能ですが、pepeチェアは座面のみの交換にも対応しています。
もちろん当店では、交換用の座面もご用意しております。
4か所のネジをプラスドライバーで回すだけで、簡単に取り替え可能です。
お店に預けることなく、普段通りお使いいただきながらリフレッシュできるのも大きな魅力です。
長く安心してご愛用いただくために、嬉しい工夫が詰まっています。
宮崎椅子製作所について
宮崎椅子製作所は、木のぬくもりを感じる椅子をつくる徳島県の家具メーカーです。
1969年の創業から半世紀あまり、高い技術力でオリジナルデザインの家具を開発・製造しています。
工場があるのは、徳島県鳴門市。
吉野川の流れを望むのどかな町で、地域にはレンコン畑やさつまいも畑が広がります。
静かな時間が流れるこの場所で、宮崎椅子製作所の職人たちは、日々、木と向き合いながら家具をつくっています。
始まりは、地場産業である「阿波鏡台」の製作でした。
繊細な木工技術を磨きながら、2000年からは自社ブランドとして椅子づくりをスタートしました。
以来、素材の良さや優れた技術、心を込めた丁寧な仕事にこだわり、「使う人」と「つくる人」の、喜びが通い合うものづくりを目指していています。
技術とデザインを、一体に。
宮崎椅子製作所のものづくりの根っこにあるのは、「技術」と「デザイン」をひとつにするという考え方です。
デザイナーと職人が同じ現場で手を動かし、素材や形、座り心地を確かめ合いながら何度も意見を交わす。
そうしたやりとりの積み重ねから、宮崎椅子製作所の家具は生まれています。
多品種製造、木と布、選ぶ楽しさ。
宮崎椅子製作所では、80種類を超える家具を手掛けています。その中から、当店では厳選した製品をお取り扱いさせていただいています。
素材となる木はウォールナット、ナラ、ブラックチェリーなど、7〜8種類。
どれも木目の美しさや経年変化の味わいを楽しめる、良質な木材です。
多様な木と布の組み合わせで、自分だけの一脚をつくることができるのも、宮崎椅子製作所の魅力です。
多くの素材に触れ、様々な種類の家具づくりを行う経験が、職人たちの感性をさらに磨き、新しい椅子づくりへの糧となっています。
手仕事と、精密な機械。
「この製品をつくる意味は何か」
その問いから、宮崎椅子製作所のものづくりは始まります。
鉋(かんな)やノミなどの古くからの道具と、精密な機械加工。
どちらも職人の手の延長として使いこなし、最も美しい形を追求しています。
木の特性を読み、工程を見直し、できなかったことをできるようにする。
挑戦を重ねてきた日々が、宮崎椅子製作所の技術を支えています。
目と指先でつくる、精度と品質。
丁寧に加工された木のパーツを組み上げた後、
職人は接合部をすり合わせ、研磨を重ね、蜜蝋ワックスや天然オイルで仕上げます。
一本の木には、それぞれ異なる木目や節があり、同じものはひとつとしてありません。
年月とともに色づき、艶を増す木の風合いを、ぜひ楽しんでいただければと思います。
宮崎椅子製作所では完成時だけでなく、製作の各工程で検品を行い、
目と指先で隅々まで確かめながら、思わず触れたくなる椅子を目指しています。
革と布の職人が、木の椅子を仕上げる。
裁断・縫製・張り。
椅子を完成へと導く最後の工程には、革や布の専門職人の技が欠かせません。
宮崎椅子製作所では、上質な革と布だけを厳選して使用しています。
牛革には、牛が生きてきた証であるナチュラルマークと呼ばれる傷や跡があります。
それは天然素材の証であり、同社では、全てのナチュラルマークをチェックし、基準をクリアしたものだけを製品に使用しています。
裁断後は、革や布を立体的に縫い合わせ、木部にぴたりと馴染ませる。
その繊細な作業には、長年の経験と感覚が込められています。
一脚一脚に込める、約束。
完成した椅子には、一脚ごとにシリアル番号が刻まれます。
お客さまのもとで長く使っていただけるよう、張り替えやお修理にも丁寧に対応しています。
当店では、宮崎椅子製作所と連携を取りながら、その時その時で最適な方法でお修理をしています。
お客さまに最適な一脚を提案し、「心地よく、長く」家具を使っていただくために、張り替え・部材交換・再塗装など、さまざまな方法で対応しています。
デザインパートナーとともに。
デザインと品質を両立させること。
それが、宮崎椅子製作所の製品開発の中心にあるテーマです。
国内外のデザイナーが徳島の工場を訪れ、職人と現物を前に意見を交わします。
形だけでなく、座り心地や手触り、木部の厚みまで。
納得がいくまで何度も試作を重ね、時には工法そのものを見直します。
そうして生まれるのは、技術がデザインを支え、デザインが技術を磨く循環。
この往復の中から、新しい椅子が生まれていきます。
「木とともに、時を重ねて」
宮崎椅子製作所の椅子は、完成したその瞬間から、使い手とともに時間を重ねていきます。 日々の暮らしの中で触れられ、少しずつ風合いを深めていく木の姿には、つくり手の想いが静かに息づいています。
木と人が寄り添いながら、長く、心地よく使われていくこと。
宮崎椅子製作所はそんなものづくりを大切にしているブランドです。
村澤一晃について

1.プロフィール
1965年:東京生まれ
ICSカレッジオブアーツ卒業、垂見健三デザイン事務所を経て、1989年イタリアに留学
1990年:セルジオ・カラトローニ建築事務所(ミラノ)に勤務
家具デザイン、インテリアデザイン、展示会会場デザインを中心に担当
1994年:ムラサワデザインを開設
「デザインは生活や行動のすべての中にある」を信条に、机で図面を描くことがデザインではないことを実践。国内外200以上の工場を歩き回り、道を歩くとき、飛行機で移動するとき、稼働する工場を見つめるとき、誰かと会話するとき、そこからデザインを紡ぎ出していきます。これまでに20製品以上がグッドデザイン賞を受賞しています。
2.宮崎椅子との関係
2019年に創業50周年を迎えた宮崎椅子製作所が、オリジナルデザインの製品づくりを始めたのは2000年からのこと。その際に出会ったのが、家具専門デザイナーとして独立したばかりの村澤一晃さんでした。
村澤さんは、ものづくりの現場からデザインを紡ぎ出す姿勢を大切にし、デザイナーと開発スタッフが手と目で意見を交わす「ワークショップスタイル」でのデザイン開発を行うようになります。宮崎椅子製作所の特徴といえるこのスタイルは、村澤さんとの共同開発によって始まりました。
そして、宮崎椅子製作所と村澤さんとの共同開発で生まれた椅子「pepe」は、宮崎椅子製作所の代表するベストセラーとなり、長く愛され続けています。
3.ものづくりへのこだわり
村澤さんは、工場をつぶさに観察し、工場とアイデアのやり取りをしながら試作を重ねていく、「ものづくりの現場」を大切にするデザイナーです。
ダイナミックに形を進化させながら、新しいチャレンジを重ね、製品化のゴールにおいては緻密に仕上げることを重視しています。mm単位の寸法や角度、背の当たり具合などを細やかに調整し、パーツのつなぎ方1か所で椅子全体の佇まいや使い心地が変わる、そういった細やかで丁寧なものづくりを行っています。
村澤さんの手がける製品に共通して感じられるのは、「上質なスタンダード」です。多くの人に好かれ、普通のものでありながら普通ではないもの。言葉や数値では説明しきれない何かが備わって、こだわりのある、一味違うスタンダードが生まれます。
村澤さんの家具は「上質なスタンダード」として、使う人の生活に寄り添い、多くの方に愛されています。
